離婚に合意してもらえない事が多い
離婚の時、夫婦二人が話し合ってお互いが合意すれば、離婚届を出すだけで離婚成立できます。
でも、中々同時に合意することってないですよね。
大抵は片方が反対する、もしくは離婚自体は賛同しても条件が折り合わず、離婚が成立できません。
まずいざ離婚を言い出すとなると、相当な覚悟が要りますよね。
薄々お互いにわかっているような関係だとしても、言い出した時点でもう取り返しがつかない溝が生まれ、話し合いに応じてくれるかどうかもわかりません。
応じてくれたとしてもすぐに同意してくれる人は少ないと思います。
何度も話し合って決めていくものですが、話し合いに応じなかったり毎回逆上されたりすると中々進みません。
まず別居を目指す
離婚は同意してもらえなくても、別居なら少しハードルが下がりますよね。
実際、離れてみることでお互いのことを冷静に見れるようになり修復が可能になることもあるかもしれません。
離婚できないなら、まずは別居からするのがお勧めです。
もちろん、住むところの問題があります。
子供がまだ義務教育の場合は学校の問題もあり、別居の段階での転校は避けたいですよね。
その場合、子供が通える範囲内での別居をする必要があります。
家を借りるのにある程度のお金は必要となってきますので、準備しておきましょう。
別居に中々同意してくれない場合は、親や兄弟に間に入ってもらったり、メールなどできちんと自分の思いを伝えてみるのも良いと思います。
また、直接話し合うのは子供に聞かれないように部屋で静かに話すようにしましょう。
喧嘩になってしまう危険がある場合は外のカフェなどに呼び出して、話すようにすると安心です。
別居にも同意してもらえないとき
それでもどうしても無理だったら、家出を考えるのも一つです。
夫婦には「同居義務」があります。
「正当な理由」もないのに勝手に別居をすると、「同居義務違反」もないのに勝手に別居をすると、「同居義務違反」に問われて慰謝料請求されたりなんて不利益になる場合もあるので、注意も必要です。
ただ、別居の事情によっては「正当な理由」と認めてもらえやすくなります。
すでに夫婦関係が壊れて家庭内別居していたとか、相手に原因があって夫婦関係が悪化している場合などです。
弁護士に相談するのもオススメ
勝手に出ていって訴えられたらどうしようと思ったら、ひとまず弁護士の無料相談にいってみて自分の事情が「正当な理由」になるのか聞いてみてください。
不安だったら、セカンドオピニオン的に数カ所行ってみても良いと思います。
本当は、ある程度の年齢の子供ですと荷物なども引っ越し屋さんに頼まないと運びきれない量があるので、どうにか別居を認めてもらって堂々と引っ越しできるよう、交渉するのが一番良いと思いますが…。
別居したい理由を離婚の前ステップなどと言わず、一時的なものや修復のためというニュアンスにするなど、うまく工夫することも必要かもしれません。
でももし別居や離婚を持ちかけることで、逆上されて危険な目に遭う可能性がある方は、弁護士に相談して早急な解決を目指してくださいね。
別居や離婚交渉はとてもエネルギーがいるもので、大変疲れますよね。
私にとっても離婚する過程で一番苦しい部分だったと思います。
同じように悩んでいる方の辛さは本当によくわかります。
ここを乗り越えられたら、多少楽になっていくと思うので諦めずに頑張ってくださいね。
読んでいただきありがとうございました。